不死身の元軍人・杉元佐一とアシリパの関係は、本作における最大の感情的支柱です。ヒグマの襲撃から杉元を救った運命の出会い以来、二人は互いの欠けた心を埋め合うように信頼を深めていきました。
ファンの間では「二人は最終的に結婚したのか」という疑問が長年議論されてきました。作中の描写において、明確な婚姻届の提出や男女の恋愛関係としての告白という形式は取られていません。しかし、彼らの結びつきは一般的な「夫婦」や「恋人」という定義を遥かに凌駕する「魂の相棒」でした。
杉元は金塊の取り分で戦友・寅次の妻である梅子の目の手術代を工面した後、自らの居場所としてアシリパの待つ北海道のコタンへ帰還しました。二人は生涯にわたり生活を共にし、お互いを誰よりも尊重するパートナーとして人生を全うしています。