彼女の競技人生を語る上で欠かすことができないのが、父であり指導者でもあった三宅義行氏の存在だ。メダリストを父に持つという宿命と重圧を背負いながら、二人は二人三脚で世界の頂を目指してきた。厳格な練習環境の中で培われた緻密なフォーム作りと徹底した自己管理は、彼女の強固な基盤となった。
指導者となった今、父から受け継いだ伝統的な指導論と自らが現役時代に学んだ新しいアプローチを融合させようと試みている。血の滲むような練習を通じて体得した技術の神髄を、次の世代へどのように伝承していくのか。親子二代にわたる試行錯誤の歴史は、今や新しい形で日本のウエイトリフティング界へと継承されようとしている。