SNSやネット掲示板の声を長期分析すると、新幹線の温度に対する不満は夏だけでなく「冬の暖房過多」に対しても極めて高い割合で噴出しています。「外気温5℃に合わせてダウンジャケットを着て乗ったら、車内がサウナ状態で汗だくになった」「足元のヒーターが熱すぎて靴を脱ぎたくなる」といった声は、冬の乗車における代表的なトラブルです。
季節や運行条件によって車内環境がどのように変化するのか、客観的な数値を下表にまとめました。
冬期に「暑すぎる」と感じる主たる要因は、乗客が外気温用の重装備(ヒートテック等の機能性保温下着+ニット+厚手アウター)で密閉空間に入り、さらに座席下のヒーターから直接熱気を受けることにあります。体感温度は設定温度よりも実質4〜5℃以上高く知覚されるため、脱ぎ着による体温調節の準備がない乗客ほど深刻な暑さに悩まされることになります。