「昭和64年の硬貨は高く売れる」という噂を耳にしたことはないだろうか。ネットオークションやフリマアプリでは、今でもこれらの硬貨が高値で取引されることがある。だが、専門家の見方は冷静だ。
実は、昭和64年銘の硬貨は、わずか7日間の期間中にすべてが製造されたわけではない。実際には、前年から準備されていた金型を使って製造が続けられ、かなりの枚数が市場に流通した。特に10円硬貨や100円硬貨は発行枚数が多く、希少価値はほとんどない。一方で、製造枚数が比較的少なかった500円硬貨や50円硬貨については、未使用品であれば額面以上の価値がつくこともある。しかし、「持っているだけで大金持ちになれる」といったネット上の噂は、多くが誇張されたものだ。