このローカルな言い回しが全国的な認知度を獲得した最大の転機は、球界での名セリフだった。主役となったのは、阪神タイガースで「代打の神様」としてファンから絶大な支持を集めた桧山進次郎氏である。
お立ち台に上がった彼が叫んだ言葉は、観客の歓声と共に甲子園球場にこだました。まさに阪神タイガースヒーローインタビューでの一幕である。「必死のパッチで頑張ります!」という力強い言葉は、勝利に飢えていた虎党の心を打ち、瞬く間にチーム全体の合言葉へと昇華した。ベテランでありながら泥臭く一打に賭ける姿と、親しみやすい関西弁が見事に合致した瞬間だった。