近年、特に目を引くのがSNSや旅行メディアを通じて駆けつける20代の若者や外国人観光客の姿だ。観覧席で静かに鑑賞するスタイルのイベントとは対照的に、誰でも飛び入りで踊りの輪に入れるオープンな構造が、体験型観光を求める現代の旅行者のニーズに完璧に合致している。
「振り付けを知らなくても、前の人の動きを見ながら踊れば自然と身体が動く。こんなに自由で温かいフェスは世界中探してもめったにない」と、フランスから訪れたという30代の旅行者は興奮気味に語った。言語の壁を一瞬で溶かしてしまう盆踊りのポテンシャルが、三笠の地でいままさに世界へと開かれつつある。