ディスプレイ業界は、まさに血で血を洗うレッドオーシャンだ。圧倒的な資金力と政府の巨大な補助金を背景にシェアを拡大してきた中国メーカー勢は、依然として脅威であり続けている。価格競争に巻き込まれれば、同社に勝ち目はない。
そこでJDIが選んだ生き残り戦略は、徹底した「技術のニッチトップ化」と「ライセンスビジネス」への転換だ。自社工場での大量生産だけに固執せず、他社へeLEAP技術のライセンスを供与してロイヤリティ収入を得るというアセットライトなモデルへ舵を切った。この戦略転換に対し、株式市場からは「固定費リスクを抑えつつグローバルシェアを取る賢明な選択」との評価が高まっている。