境内の奥へと進むと、碧色の池の上に突如として可憐な能楽堂が現れる。総桧造りの壮麗な建築が水面に映り込む光景は、能楽・伝統芸能の美意識をそのまま凝縮したかのようだ。
この神秘的な舞台を全国区にした立役者の一人が、人気音楽デュオ「ゆず」の北川悠仁だ。二人の音楽活動において、この神社は特別な原点であり続けている。毎年恒例となっている「ゆず 身曾岐神社 奉納ライブ」は、チケットが入手困難を極める大人気イベントだ。夕闇が迫る中、燃え上がる篝火の明かりを受けて歌われる楽曲群。伝統的な神域と現代の音楽エンターテインメントが融合する瞬間は、会場全体を圧倒的な感動で包み込む。