2017年の神戸開港150年記念事業を機に、メリケンパークのリニューアルと合わせて設置されたあの白いモニュメント。その洗練されたデザインとグラフィックを手掛けたのが、日本を代表するクリエイティブディレクターの寄藤文平氏である。
過度な装飾を削ぎ落とし、海と空の青さに溶け込むシンプルかつ力強いタイポグラフィ。寄藤氏が生み出したこの視覚表現は、誰もが容易に理解できると同時に、多様な解釈を受け止める自由な余白を残している。オープンな港町が持つ開放感と芯の強さが、文字の立体的な造形に見事に昇華されている。