事故が勃発したのは、物流の基幹ルートが交錯する埼玉県八潮市の主要幹線道路である。近隣の民家に居住する50代男性は「地鳴りのような爆音が聞こえ、窓の外を見ると大型車が横転していた。黒煙と油の匂いが立ち込め、ただ事ではないと感じた」と息をのむ。未明の薄暗がりの中、横転した車体は片側全車線を完全に塞ぎ、後続の貨物車両が次々とブレーキを踏み込む緊急事態へと発展した。
現場周辺はガソリンと冷却液が流出し、二次災害を防ぐための化学消防隊が出動。現地取材班が確認したところ、道路標識はなぎ倒され、ガードレールは見る影もなくひしゃげていた。周辺住民への避難誘導が一時実施されるなど、現場は一刻を争う緊張感に包まれた。