学園を舞台にした名作『放課後はミステリーとともに』もまた、彼の評価を決定づけた重要作の一つである。女子高生探偵・霧ヶ峰涼が遭遇する奇想天外な事件の数々は、若い世代を中心に爆発的な支持を集めた。
一連の作品がヒットを記録すると、テレビ局や映像プロデューサーたちもこぞって映像化権の獲得に動いた。特にフジテレビ系列で放送され、櫻井翔が主演を務めたドラマ版『謎解きはディナーのあとで』は高視聴率を叩き出し、日本全国に空前のミステリブームを巻き起こした。活字離れが叫ばれていた当時の出版業界において、ベストセラーを次々と生み出し、映像化へと繋げる強力な原動力となった功績は極めて大きい。