一連のデジタル性犯罪において中心的な役割を果たし、日本でも大きな波紋を呼んだのが「博士部屋」の主犯であるチョ・ジュビン受刑者の存在だ。彼はメッセージアプリTelegramを利用し、身元を特定した被害女性たちを脅迫して残虐な性搾取コンテンツを撮影・拡散させた。被害者の尊厳を徹底的に踏みにじる行為により、社会に与えたトラウマは計り知れない。
最終的に大韓民国最高裁判所は、彼に対して懲役42年という極めて重い確定判決を下した。この判断は、犯行グループを組織犯罪集団と認定した点でも画期的であり、従来の韓国の刑事司法における性犯罪の量刑相場を打ち破る転換点となった。しかし、首謀者が投獄されてもなお、デジタル空間上に散乱した記録の完全消去は困難を極めており、制度が追いつかない技術的限界という厳しい現実に直面している。