Twitter(現X)をはじめとするSNSの普及は、朝ドラの視聴体験を「孤独な作業」から「お茶の間を拡張した共同体験」へと変貌させました。「#あさイチ」への受け売りや、キャラクターの行動に対する考察合戦は、放送終了後もネット上で一日中繰り広げられます。
ここで重要なのは、世帯視聴率が20%を下回っていても、トレンドワードの首位を独占するような現象が起きることです。視聴率という単一の指標では測れない「エンゲージメント(関与度)」の高さこそが、現代の朝ドラの価値を担保するようになりました。視聴者はただ画面を見る存在から、作品を一緒に盛り上げる当事者へと変化したのです。