全国的に不登校児童の増加が深刻化する中、同校の取り組みは別の側面でも効果を上げている。画一的な授業スタイルに馴染めなかった子どもたちが、プロジェクト型の学習を通じて自らの役割を見出しているのだ。
「正解が一つではない」という探究学習の特性が、子どもたちの多様性を認める土壌を作っている。文章を書くのが苦手でも、動画編集で抜群の才能を発揮する子が居る。人前で話すのは緊張するが、地域の大人とのアポイントメント調整で頼もしい交渉力を発揮する子が居る。それぞれの「得意」がパズルのピースのようにはまり込み、クラス全体の自己肯定感を高めている。