従来のエアホーンは、圧縮空気によって金属リードを振動させることで、独特の切れ味と深みのある残響音を作り出していた。これに対して電子制御型は、電磁式ダイアフラムを電子回路でミリ秒単位制御することにより、空気圧に匹敵する強烈なサウンド波形を再現する。
圧巻の音圧と残響を生みだす「鳴らし分け」のカラクリは、周波数の異なる高音用・低音用ふたつのツイントーン発生源と、その発生および減衰タイミングを変化させる基板制御にある。スイッチの押し加減や設定モードによって、瞬時の警笛時にはキレのある短音を、イベント時には伸びやかな残響を伴う余韻を響かせることが可能だ。エアタンクの圧力を気にすることなく、常に一定以上のピーク音圧を叩き出せる点こそ、現代テクノロジーがもたらした最大の恩恵と言える。