Q1:パラオ全土で日本語が公用語になっているのですか?
A1:いいえ、パラオ共和国全体の公用語は「英語」と「パラオ語」です。日本語を公用語に制定しているのは、16ある州のうち南端に位置するアンガウル州の州憲法のみです。
Q2:アンガウル島に行けば、英語が話せなくても日本語だけで観光できますか?
A2:実質的に不可能です。現在、アンガウル島内で日本語を日常的に話せる常住者はほぼおらず、ツアーの手配、移動、宿泊などのやり取りには基本的な英語力が必要となります。ただし、日本人旅行者に対して非常に友好的で、日本語の挨拶や単語で温かく歓迎してくれる住民は多くいます。
Q3:なぜ日本国内の法律には「日本語が公用語」と書かれていないのに、アンガウル州憲法にはあるのですか?
A3:日本では国民のほぼ全員が日本語を使用することが自明の前提(事実上の公用語)となっているため、あえて憲法等で明文化されていません。一方、多言語多民族が共生する海外の自治体や国家では、使用言語の権利や帰属を明確にするために憲法に規定するのが一般的です。アンガウル州は歴史的な親日感情と文化的一体感を後世に残すため、1982年の州憲法制定時に条文へ明記しました。