具材の温かさだけでなく、現在最も熾烈な開発競争が繰り広げられているのが「出汁(スープ)」のクオリティと多様性だ。2026年のトレンドは、従来の「関東風」「関西風」といった地域別の味分けだけにとどまらない。創業200年を超える老舗鰹節店が監修した至高の黄金出汁や、自社開発の昆布抽出エキスを贅沢に使用したプレミアムラインナップが絶大な支持を集めている。
さらに注目すべきは、若い世代を惹きつける「新感覚スープ」の台頭だ。花椒と唐辛子を効かせた痺辛(シビカラ)麻辣おでんや、濃厚なとんこつ醤油ベース、さらにはハーブ香る薬膳スープ仕立てまで登場。おでんを「スープ料理」として再定義し、出汁まで飲み干すために買い求める客層が急増している。