ネット上で急速に拡散された「スカスカの客席」とされる写真の多くは、開演の30分以上前、あるいは終演直後の規制退場時に撮影されたものである可能性が高い。実際にライブに参戦した観客の証言によると、開演直前にはアリーナ席からスタンド席までほぼ埋め尽くされていたという。スマートフォンの普及により、誰でも簡単に会場内の様子を撮影して投稿できるようになった現代において、悪意ある切り取りがデマを増幅させる格好の材料になっているのだ。
さらに、今回のツアーでは一部の地方都市において、平日の夕方早い時間帯に開演が設定されていたことも影響している。仕事帰りの社会人層がスタートに間に合わず、オープニングの段階で一時的に空席が目立って見えたという物理的な要因も無視できない。