「自分は甲殻類アレルギーかもしれない」と感じたら、自己判断で食事制限を拡大するのではなく、アレルギー専門医による確定診断を受けることが最優先だ。
医療機関では、問診に加えて血液検査(特異的IgE抗体検査)や皮膚テスト(プリックテスト)を実施する。ただし、血液検査の数値が高いからといって必ず症状が出るとは限らず、逆に数値が低くても強い症状が出る場合がある。確定診断のためには、医師の厳密な管理下で実際に少量ずつ食べて反応を確認する「食物経口負荷試験」が最も信頼性の高い基準となる。
万が一、誤食によってアナフィラキシー症状が現れた場合の初期対応は、時間との戦いだ。
【緊急時の初期対応ステップ】
1. 飲食の即時中止と安静:すぐに食べるのをやめさせ、横になって足を高くした姿勢(ショック体位)を取らせる。急に立ち上がらせてはならない。
2. アドレナリン自己注射薬(エピペン)の投与:処方されている場合は、太ももの前外側に迷わず垂直に強く打ち込み、数秒間保持する。
3. 119番通報と救急要請:「食物アレルギーによるアナフィラキシー疑い」と明確に伝え、救急車の到着を待つ。
日本小児アレルギー学会や日本アレルギー学会が策定する2026年最新のアレルギー対応ガイドラインでも、アナフィラキシー発生時のアドレナリン早期投与の徹底と、誤食時のアクションプランを事前に主治医と共有しておく重要性が強く推奨されている。