室内に漂う微小粒子を排除する上で、最も費用対効果が高く確実な手段が「換気対策」です。
エアロゾル感染に対する換気対策の基本は、空気の入口と出口を2箇所以上作り、連続的な空気の流れを生み出すことです。窓開け換気を行う際は、対角線上にある窓やドアを1時間に2回以上、各回数分程度開けるか、窓を数センチ常時開けておく方法が推奨されます。
また、窓がない地下室や気密性の高いオフィスビルでは、CO2(二酸化炭素)モニターの活用が極めて効果的です。室内のCO2濃度を「1,000ppm以下」に維持できているかどうかが、十分な換気量を測る信頼性の高い指標となります。
あわせて注目されるのが、エアロゾル感染に対する空気清浄機の有効性です。高性能なHEPAフィルター(0.3μmの粒子を99.97%以上捕集する規格)を搭載した空気清浄機は、浮遊する微小粒子を物理的にろ過する能力を持っています。部屋の広さに適した風量(CADR値:清浄空気供給レート)を備えた製品を、空気の流れを妨げない人の居場所近くに配置することで、換気を補完する強力なツールとなります。