「利他的(りたてき)」とは、自分自身の利益よりも他者の利益や幸福を優先して行動する性質や態度を意味します。仏教用語の「自利利他(じりりた:自らの悟りを求めるとともに他者の救済に尽くすこと)」にルーツを持ち、英語では「Altruistic(オルトルイスト)」と表現されます。
対極に位置する概念が「利己的(りこてき)」です。利己的とは、他者の都合や不利益を顧みず、ひたすら自分自身の欲望や利益のみを追求する態度を指します。両者の本質的な違いは、行動の「最終目的」が誰の幸福に向けられているかという点にあります。
ビジネス文書や日常会話において、利他的の言い換えや類語としては以下のような言葉が用いられます。
- 献身的(けんしんてき):自分の身を顧みず、特定の相手や目的のために全力を尽くす様子。
- 博愛(はくあい):すべての人を平等に愛し、慈しむこと。
- 親社会性(Prosociality):心理学で用いられ、他者や社会集団を助けようとする自発的な行動傾向。
- おもいやり・利他心:相手の立場や感情に寄り添い、配慮する純粋な心情。