鉄道の高架下利用における成功事例としても、いま全国の都市計画家から熱い視線が注がれている。かつては資材置き場や駐車場として使われていた暗い高架下が、照明計画とオープンエアの舗道整備によって見違えるような散策路へ生まれ変わった。
週末になると、高架下に敷かれたウッドデッキスペースでファーマーズマーケットや古本市が開催される。雨の日でも濡れずにイベントを楽しめる全天候型の広場は、近隣住民だけでなく、わざわざ遠方から訪れる観光客にとっても魅力的なデスティネーションだ。電車が通過するガタゴトという心地よい重低音すら、空間のBGMとして機能している。