資さんうどんの常連客が、食後に必ずと言っていいほど注文するのが「ぼた餅」だ。一見すると、うどん店と和菓子という意外な組み合わせに首を傾げたくなる。しかし、一度食べればその理由がすぐに納得できるはずだ。
北海道産小豆を100%使用し、毎日店内で丁寧に作られるぼた餅は、甘さ控えめで塩気が絶妙に効いている。熱いうどんを食べ切ったあとの口の中に、優しく広がる小豆のコク。かつて北九州の炭鉱労働者たちが疲れた体を癒やすために求めた甘みが、今や全国のファンを魅了している。テイクアウトとして箱買いしていく客も絶えず、年間で数百万個以上が売れ飛ぶモンスター商品となっている。