最上階である6階へ足を踏み入れると、一変して鮮烈な色彩の空間が眼前に立ち現れる。現代ガラス美術の第一人者デイル・チフーリ氏とその工房が手掛けた空間芸術「グラス・アート・ガーデン」だ。
鮮烈な赤、眩い黄、有機的な生命力を感じさせる深緑。ガラスという素材の概念を打ち破るダイナミックな造形が、空間全体に咲き誇っている。天井から眩く垂れ下がる巨大なシャンデリアや、木造船に溢れんばかりに積まれた色とりどりのガラス球体。光の屈折と影が紡ぎ出す幻想的な演出は、写真や画面越しでは決して味わえない、その場に立つ者だけに許された贅沢な没入体験だ。