朝のキスを語るうえで必ず引用されるのが、1980年代にドイツの心理学者アーサー・サボ博士らが実施した大規模な追跡調査です。この行ってきますのキスに関するドイツの調査では、出勤前に妻とキスを交わす夫と、そうでない夫のライフスタイルを長期にわたって比較・分析しました。
その結果、毎朝キスをして家を出る男性は、そうでない男性に比べて寿命が平均約5年長いという衝撃的なデータが示されました。さらに驚くべきは、出勤時の交通事故に遭う確率が大幅に低下し、病気による欠勤日数が減少、結果として年収が25%〜35%高いという相関関係まで確認された点です。
このメカニズムは、現代の神経科学やいってきますのキスをめぐる心理学の視点からも十分に説明がつきます。スキンシップによって「オキシトシン(愛情ホルモン)」や「セロトニン(幸福ホルモン)」が一気に分泌され、ストレスホルモンであるコルチゾールの値が低下。自律神経が整い、心拍数や血圧が安定した状態で家を出られるため、運転中の判断ミスや突発的な苛立ちが抑制され、仕事への集中力も研ぎ澄まされる仕組みです。