有働アナの凄みは、単なるハプニングの処理だけで終わらせなかった点にあります。この騒動からわずか約1週間後の2011年6月8日、『あさイチ』では「専門家に聞く!ワキ汗対策」と題した本格的な特集コーナーが生放送で企画されたのです。
クレームを番組のコンテンツとして昇華させるという前代未聞の試みに対し、視聴者からは驚きと称賛の声が上がりました。特集内では、皮膚科医をスタジオに招き、多汗症のメカニズムや正しい制汗剤の使い方、汗ジミを目立たせないインナー選びなどを徹底解説。有働アナ自身も、これまでどれだけ汗ジミに悩まされてきたかを赤裸々に告白しました。
この放送を機に、SNSや掲示板には「私も同じ悩みを抱えていて恥ずかしかったけれど、救われた」「汗の悩みは誰にでもあることだと堂々と言えるようになった」といった感謝のコメントが溢れ返りました。タブー視されがちだった身体の悩みをオープンな議論の場へと引きずり出した功績は、極めて大きなものでした。