生理が完全に終わり、後日改めて採尿を行う際には、検査の精度を高めるための正しい採取手順を守ることが不可欠です。
基本となるのは中間尿の採取方法です。中間尿とは、排尿の「出始め」と「終わり」を捨て、途中の勢いがある尿だけを採取容器に入れる方法を指します。出始めの尿には外陰部や尿道口付近の雑菌・分泌物が含まれやすく、これが混ざると尿蛋白や白血球反応の異常値につながる恐れがあるためです。
採取時の具体的な手順は以下の通りです。
1. 手を石鹸できれいに洗う。
2. トイレに座り、出始めの尿はそのまま便器へ流す。
3. 排尿の途中で採尿コップを尿のラインに差し入れ、必要な量(通常コップの1/3〜半分程度)を取る。
4. 採尿が終わったらコップを外し、残りの尿を出し切る。
5. コップから指定のスピッツ(保存容器)に移し替え、規定のラインまで入れる。
原則として「健診当日の朝一番の尿」が最も濃縮されていて病気の検出に適しています。前日の夜遅くの激しい運動やビタミンCサプリメントの大量摂取は、検査結果に影響を及ぼす可能性があるため控えておくと安心です。