谷山紀章と『うたプリ』を巡る言説の中で、Googleの検索候補やSNSで時折話題となるのが「谷山紀章 うたプリ 降板の噂」という不穏なトピックです。なぜこのような言説が独り歩きしてしまったのか、過去の事実関係を整理すると3つの明確な背景が浮かび上がります。
第1の要因は、「度重なるフィジカル面のアクシデント」です。谷山は過去に声帯ポリープの手術を経験しているほか、2019年にはアキレス腱を断裂するなど、アーティスト生命に関わる重傷を負った時期がありました。これにより「激しいダンスや長時間のステージを伴うプリライへの出演が難しくなるのではないか」というファンの心配が、いつしか降板という極端な憶測へ変容していった経緯があります。
第2の要因は、「GRANRODEOとしての活動規模拡大と多忙さ」です。日本武道館やアリーナクラスを埋めるトップロックバンドのフロントマンとしての活動と、声優としてのレギュラー作品の両立において、スケジュール調整の難しさが外部から危惧されたこと。そして第3に、谷山自身がラジオやSNSで見せる「飾らない率直な発言スタイル」が、文脈を切り取られてネット掲示板などで過剰に解釈されたことが挙げられます。
しかし、公式発表資料および過去の全キャストクレジットを照合しても、谷山が降板を検討した、あるいは制作側と衝突したという事実は一切ありません。劇場版『マジLOVEスターリッシュツアーズ』公開時の各種インタビューでも、谷山は「ST☆RISHという7人で集まる場所は、自分にとって特別で愛おしいホームである」と繰り返し明言しており、ファンの杞憂を一蹴しています。