東京大学や京都大学、東北大学をはじめとする基幹校では、数千基規模の最新GPUを搭載した「生成AI特化型スーパーコンピュータ」の稼働が相次いでいる。従来の防災シミュレーションや流体力学計算を中心としたスパコンから、数兆パラメータ規模の大規模言語モデル(LLM)やバイオ医療向け画像解析モデルを高速に学習させる専用基盤へのシフトだ。
現場の運用担当者は「これまでは物理演算の計算待ちが主な課題だったが、今は世界中の研究者が一斉に巨大AIモデルを回すため、メモリ帯域とインターコネクトのボトルネック解消が日々の戦いになっている」と語る。学術研究の競争力が、そのまま計算インフラのスペックに直結する時代が本格化している。