イラストの用途も、従来の「壁に貼るポスター」にとどまらない。クラス全員で着用するオリジナルTシャツの背面プリントや、保護者向けに限定配信されるYouTubeライブの待機画面など、メディアの多様化に合わせてデザインの役割が拡張している。
これにより、クラス内の役割分担にも変化が生じた。歌が苦手な生徒でも、デザインやデジタル編集のスキルを活かしてクラスに貢献できる居場所が生まれたのだ。指揮者や伴奏者、パートリーダーといった従来の「花形」に加え、クリエイティブディレクターとしての生徒の存在感が急速に高まっている。