青木亮太選手のキャリアは、栄光と過酷な挫折が交錯するドラマそのものです。東京都町田市出身の青木選手は、名門・流通経済大学付属柏高校へ進学。高校2年次には背番号10を背負い、高円宮杯U-18プレミアリーグEASTや全国高校総体(インターハイ)の制覇に貢献するなど、「世代屈指の天才ドリブラー」として全国に名を轟かせました。
鳴り物入りで2014年に名古屋グランパスへ入団したものの、プロの世界では過酷な運命が待ち受けていました。プロ2年目の2015年に左膝前十字靭帯断裂という選手生命を脅かす重傷を負い、長期離脱を余儀なくされます。復帰後も部分的な負傷に苦しめられましたが、不屈のリハビリを経てピッチへ帰還。2017年には相手DFを無力化する鋭いカットインと芸術的なミドルシュートを武器に大ブレイクを果たしました。
その後の札幌加入後は、卓越したボールコントロール技術に加え、周囲を活かすパスワークと戦術理解力を研ぎ澄まし、怪我の再発を防ぐ身体操作を習得。単なるアタッカーの枠を超えた「ゲームを作れるアタッカー」へと脱皮を遂げました。