坊主と一口に言っても、長さ設定ひとつで印象はガラリと変わる。刈り高のミリ数選定こそが、失敗しないスタイリングの肝だ。
一般的なバリカンの目安として、3mm以下は頭皮の透け感が出やすく、よりソリッドで力強い印象を与える。6mm〜9mmは髪の密度が適度に残るため、坊主初心者でも抵抗感が少ないナチュラルな仕上がりとなる。12mmを超えると薄毛部分とのコントラストが再び目立ち始めるため、薄毛が気になる場合は9mm以下をベースに設定するのが鉄則だ。
また、頭の形に合わせた切り分けも欠かせない。
後頭部が平らな「絶壁」に悩む人の場合、全体を同じ長さで揃えると後頭部の丸みが失われてしまう。サイドから襟足を0.5mm〜3mm程度の極短に刈り上げ、トップに向かって長さを残すグラデーションカット(スキンフェード)を取り入れることで、立体的な頭部シルエットを作り出すことができる。
面長な顔立ちであれば、トップを長めに残しすぎず、サイドの張りを抑えた6mm前後の均一カットがバランスが良い。逆に丸顔の場合は、サイドを極限まで引き締め、トップに少し長さを残して縦のラインを意識させることで、精悍な印象を演出できる。