1999年の携帯電話番号11桁化に伴い誕生した090。四半世紀が経過した今、この番号を維持し続けているユーザーは、それだけで「長期契約者」としての証明書を手に入れているようなものだ。キャリアを乗り換えてもMNP(番号ポータビリティ)制度を利用して大切に守られてきた番号には、持ち主の人生の軌跡が刻まれている。ビジネスの現場でも、090の番号を持つ相手に対して「長く事業を続けている信頼できる人物」という印象を抱くビジネスパーソンは少なくない。
一方で、この記号性がもたらす世代間のギャップも興味深い。若い世代にとっては、親の世代が使っている「少し古い、だけど安定した大人の番号」というイメージが定着しつつある。