オンラインマーケットフリマを覗くと、驚くべき光景が広がっている。「50本セット」「100本セット」といった形で、紙筒が数百円から時には千円以上の値段で取引されているのだ。購入者の中心は、幼稚園や保育園の教員、工作教室の主宰者、そしてDIY愛好家たちである。
「工作材料として、同じ規格・厚みの円筒を大量に揃えるのは案外難しい」と語るのは、都内の幼児教育施設で働くベテラン保育士だ。市販のクラフト資材を購入するよりもコストを抑えられ、かつ加工しやすいため、まとめ買いのニーズが極めて高いという。かつては捨てられていた不用品が、デジタルプラットフォームを介して必要な人の元へ届く完璧な二次流通市場が形成されている。