万年筆最大の弱点をご存知だろうか。それは「しばらく使わないとインクが固まる」という長年の課題だった。かつては数週間放置するだけでペン先が乾燥し、分解清掃やインクの入れ替えを余儀なくされるのが常識だったのだ。
この常識を根底から覆したのが、プラチナ万年筆が特許を取得した完全密閉キャップ「スリップシール機構」である。キャップ内部に組み込まれたばね仕掛けのインナーキャップが、ペン先を空気に触れさせないよう極限まで密閉。実に2年間放置してもインクが乾かず、久々にペンをとっても一筆目から滑らかにインクが走る。
この技術的ブレイクスルーにより、「毎日書かなければいけない」という精神的ハードルは消え去った。たまにしか日記を書かないライトユーザーや、複数のインク色を気分で使い分けたいコレクターにとって、これ以上ない安心感を提供している。