NHKの狙いは、単なる視聴率の数字合わせではない。その裏には、巨大な配信ビジネスとしての「紅白ブランド」の再構築がある。世界中に散らばるK-POPファンやJ-POPファンをターゲットに、番組の切り抜き動画やライブ音源を公式アプリで世界配信するスキームが確立されつつある。
この戦略において、海外で圧倒的な知名度を誇るアーティストの存在は、プラットフォームへの強力な呼び水となる。ドメスティックな歌謡曲番組から、世界規模の音楽フェスへ。紅白は今、そのアイデンティティを根本から書き換えようとしているのだ。