鬼殺隊の柱たちが一目を置く存在、それが岩柱・悲鳴嶼行冥だ。一般的な隊士が振るう日輪刀とは大きく異なり、彼が手にする武器は長鎖鉄球と斧が結合した特異な武具である。純度の高い最高峰の鉄で作られたこの武具は、吸光率が極めて高く、鬼の再生能力をも打ち砕く破格の破壊力を秘めている。
肉体的な強さだけではない。彼の知覚能力は常人を遥かに凌駕する。全盲でありながら空間把握能力に長け、空気の揺らぎや音の反響によって敵の位置と動きを精密に察知する。さらに激闘の最中で覚醒させる「痣」の出現や、敵の身体を透過して筋肉の動きや血流を視覚化する「通透の世界」への到達は、彼の戦術的価値を決定的なものとした。