2006年、彼女はフリーに転身し、TBS系『筑紫哲也 NEWS23』のキャスターに抜擢される。まさにキャリアの頂点に見えた。しかし、そこから彼女を待ち受けていたのは、現代のSNS社会をも予感させるような、苛烈なメディアスクラムだった。
週刊誌によるプライベートの報道。それに伴う番組降板。世間は彼女の知性や実績を一瞬で忘れ去り、スキャンダラスな側面ばかりを書き立てた。今振り返れば、当時のメディア環境は女性キャスターに対して極めて不寛容であり、ダブルスタンダードが横行していた時代だ。それでも彼女は、カメラの前で卑屈になることはなかった。その凛とした姿勢こそが、今見返しても色褪せない彼女の魅力なのだろう。