もり蕎麦は、麺類の中でも際立って優れた栄養バランスを誇ります。一般的な一人前(茹で上がり約260g)あたりの栄養成分は以下の通りです。
- エネルギー:約300〜330kcal
- 糖質:約50〜55g
- タンパク質:約12〜14g
- 脂質:約2〜3g
一般的なラーメン(500〜800kcal、脂質15〜30g)や白米の丼物に比べ、脂質が極めて低く抑えられています。また、蕎麦は食後血糖値の上昇度合いを示すGI値(グリセミック・インデックス)が約54と、白米(84)やうどん(80)に比べて低い「低GI食品」に分類されます。
特筆すべきは、ポリフェノールの一種である「ルチン」の存在です。ルチンには毛細血管を強化し、血圧降下や抗酸化作用を助ける働きが認められています。さらにビタミンB1・B2、水溶性食物繊維も豊富に含まれており、代謝促進や腸内環境の調整に寄与します。蕎麦本来の風味と高い栄養価をダイレクトに摂取したい場合は、蕎麦粉100%で打たれた十割そばを選ぶのが合理的です。