この劇的な変化の背景には、行政や警察による厳しい取り締まりの歴史がある。2026年から2026年にかけて、首都圏や関西圏の主要サービスエリアでは、週末の夜間に二輪車の入場制限や駐車場の一部閉鎖という強硬手段が相次いで講じられた。一般の利用客からの騒音クレームや、不正改造車の集団暴走が限界に達したためだ。
集まる場所を奪われたライダーたちが全滅したかといえば、答えはノーだ。彼らは「夜の無許可集会」を捨て、「昼の事前予約制イベント」へと舵を切った。サーキットのパドックや民間施設を正式にレンタルし、入場料を払って参加するスタイルだ。警察や自治体と連携し、騒音測定器を入口に設置して不正改造車をシャットアウトする動きも当たり前になった。排除される側から、自らルールを作る側へ。生き残りをかけた自浄作用がそこにはあった。