非を認めない度合いが常軌を逸している場合、パーソナリティの偏りが関係している可能性も疑われます。特に「自己愛性パーソナリティ障害」の傾向を持つ人物は、特権意識が強く、他者への共感性が著しく欠如しているため、過ちを認めることが構造的に困難です。彼らは周囲を「自分の価値を高めるための道具」として認識しており、都合の悪い出来事はすべて他者の責任として処理します。
こうした関係性で特に警戒すべきなのが、心理的虐待の一種である「ガスライティング」です。ガスライティングとは、事実を巧みに歪めたり嘘をつき通したりすることで、被害者に「自分の記憶や判断が間違っているのではないか」と思い込ませ、精神的に支配していく手法を指します。
例えば、言ったはずの指示を「そんなことは言っていない」、合意した内容を「君が勝手に勘違いした」と自信満々に言い放ちます。このガスライティングへの対処法としては、相手の言葉を真に受けず、「客観的な事実の記録(メール、チャット履歴、メモなど)」を徹底して手元に残し、自分の現実感覚を他者に委ねない姿勢が生命線となります。