お守りを手に入れただけで満足してはならない。一陽来復御守の真の力を引き出すためには、厳格に定められた「貼り方の作法」を寸分違わず実行する必要がある。失敗は許されない。チャンスは年に3回しか訪れないのだから。
お札を壁や柱にお祀りできるタイミングは、1年の中でたった3回。冬至、大晦日、そして節分の「夜中12時ちょうど(日付が変わる瞬間)」に限られる。1分でも遅れれば、その効力は激減するとさえ囁かれている。お祀りする方角も毎年異なり、その年の恵方(吉方)に向けて、お札の正面が向き合うように壁の高い位置へ貼り付ける。
一度貼り付けた御守は、翌年の冬至まで決して動かしてはならない。万が一、途中で剥がれ落ちてしまった場合は潔く神社にお納めし、無礼を詫びるのが作法とされる。こうした張り詰めた緊張感とお作法こそが、人々の信仰心を研ぎ澄まし、運気を引き寄せる強いマインドセットを形成するのだ。