「昼間に少し眠い」程度であれば一般的なPMS(月経前症候群)の範囲と言えるかもしれない。しかし、日常生活や仕事に物理的な支障をきたすレベルの眠気は、単なるPMSの枠組みを超えている可能性がある。
医療現場で近年注目されているのが、精神症状を中心とした「PMDD(月経前不快気分障害)」や、月経周期に連動して発症する「周期性過眠症」との重複診断だ。特に、激しい抑うつ感や強い焦燥感を伴う場合や、1日に12時間以上眠ってもなお猛烈な睡魔が収まらない場合は、脳内のホルモン感受性が異常に高まっているおそれがある。「体質だから」と放置せず、専門的な医療介入が必要なサインと捉えるべきだ。