舞台となる球場の特性も、この戦いの行方を大きく左右する。浜風が強烈に吹き抜ける阪神甲子園球場では、フライボールの失速や外野手の守備位置選択が明暗を分ける。広いフェアグラウンドと独特の熱気が、アウェイチームに目に見えないプレッシャーを与えるのだ。
対照的に、バンテリンドーム ナゴヤは投手に圧倒的有利とされる広大さと、人工芝のスピード感が特徴だ。ここでは長打を狙う力任せのバッティングではなく、隙のない走塁と確実なバント処理という小技の精度が試される。それぞれのホームグラウンドが持つ「魔物」をいかに味方につけるかが、長いペナントレースを制する鍵となる。