浴室の鏡にこびりつく白い斑点汚れの正体は、水道水に含まれる無機質成分とシャンプーなどの石鹸カスが複合的に固まったものだ。これをスポンジで力任せに擦ってもガラス面を傷つけるだけで、根本的な解決には至らない。プロが駆使する高効率な掃除術は、汚れの化学的アプローチから始まる。
最初に取り組むべきは、アルカリ性のミネラル汚れを中和するクエン酸の投入だ。水200mlに小さじ1杯のクエン酸を溶かしたスプレー液を作り、鏡全体へ均一に噴射する。その上からキッチンペーパーを密着させ、ラップで覆って1時間ほど放置する。カチカチに固まっていたウロコが水分を含んで軟化し、削りやすい状態へと変化する。
放置後、残ったしつこい結晶にはダイヤモンドパッドや、研磨力に定評のある激落ちくんといった専用スポンジを投入しよう。水で十分に濡らしながら軽い力で円を描くように滑らせるのがコツだ。表面のガラスを傷めずに、ウロコ層だけをピンポイントで削り落とせる。
それでも太刀打ちできない頑固なウロコには、テレビやSNSでも話題を集める強力研磨洗剤茂木和哉の出番だ。専用スポンジに少量を取り、縦横丁寧に磨き上げるだけで、何を試しても駄目だった白濁汚れが見違えるように消え去る。