多くの賃貸住まいを悩ませる「本当に剥がせるのか?」「途中で剥がれ落ちて大切な家具や床が傷つかないか?」という疑問。今回、編集部では市販されている主要製品を集め、一般的なクロス壁紙に対する保持力と剥離時の表面ダメージを比較検証した。
実験では、室温24度・湿度50%の環境下で、2kgの荷重をかけた状態で1週間放置。その結果、製品ごとの粘着特性の違いが顕著に現れた。アクリルフォーム系粘着剤を使用したモデルは、引き延ばして剥がす構造によって壁紙の凹凸に入り込みつつも、撤去時にはクロス表面のファイバーを破壊せずに綺麗に取り外すことができた。一方で、安価な海外製両面テープの中には、表面のPVC層を破いてしまうものも散見された。後悔しないためには、粘着強度の数値だけでなく「剥離メカニズム」を理解することが鍵となる。