麻生家と皇族の結びつきを語る上で、最も直接的かつ決定的な出来事が1980年(昭和55年)の三笠宮寛仁親王と信子さまのご成婚です。信子さまは、麻生セメント会長などを務めた実業家・麻生太賀吉氏と、吉田茂元首相の三女・和子さんの三女として誕生しました。すなわち、麻生太郎氏の実の妹にあたります。
寛仁親王(2012年薨去)は「ヒゲの殿下」の愛称で広く国民に親しまれた皇族であり、大正天皇の四男である三笠宮崇仁親王の第一男子でした。昭和天皇の甥、上皇陛下の従兄弟にあたる皇室中枢の存在です。
お二人の出会いは、信子さまが16歳の頃に遡ります。英国留学などを経て愛を育まれたお二人は、1980年4月に皇室会議で婚姻が正式決定し、同年11月に結婚の儀が執り行われました。この瞬間、福岡の名門実業家発祥である麻生家は、皇室の正統な姻戚関係を結ぶこととなりました。