鋸(のこぎり)、鑿(ノミ)、鉋(かんな)——三木を象徴する金物産業もまた、劇的な進化を遂げている。かつて建築職人の減少とともに市場縮小が懸念された工具市場だが、海外のアウトドア市場やハイエンドな木工クラフト市場へのアプローチによって劇的なV字回復を果たした。
伝統工芸士が鍛え上げた刃物に、最新の人間工学デザインと先端素材工学を組み合わした新プロダクトが、北米や欧州のプロクリエイターを魅了している。海外の高級キッチンナイフ市場でも「Miki Blade」の価値が急速に高まっており、工房には世界中からの視察や注文が絶えない。