童磨の強さを語る上で外せないのが、あまりにも優美で破壊的な血鬼術の数々である。両手に携えた一対の黄金の扇から繰り出される氷の技は、視覚的な美しさと裏腹に殺傷能力の極致を誇る。
彼の真の恐ろしさは、空気を凍らせて微細な氷の粉末を散布する「粉微氷(こなごおり)」にある。呼吸を武器とする鬼殺隊士にとって、吸い込むだけで肺を壊死させるこの技はまさに天敵。呼吸法そのものを封じ込める絶望的な仕掛けだ。
さらに、氷の蓮の花を模した「蓮華氷」、人間大の氷人形を作り出し同等精度の血鬼術を解き放つ「結晶ノ御子」、そして最大の大技「霧氷・凍て曇」や巨像を出現させる「睡蓮菩薩」に至るまで、その手数と威力は鬼殺隊を限界まで追い詰めた。氷の芸術とも言えるその圧倒的戦術は、スクリーン上で言葉を失うほどの迫力を持って描写される。