菊地凛子は、言わずと知れた『バベル』でのアカデミー賞ノミネート以降、ハリウッドの第一線で戦い続けてきたパイオニアだ。近年も『TOKYO VICE』などの国際的プロジェクトで圧倒的な存在感を示している。一方の染谷将太も、ベネチア国際映画祭でのマルチェロ・マストロヤンニ賞(最優秀新人賞)受賞を皮切りに、チェン・カイコー監督のメガヒット作『空海-KU-KAI-』での主演など、アジア圏を中心にその名を轟かせてきた。
世界水準の視野を持つ二人が一つ屋根の下で暮らすことの意味は大きい。彼らにとって、言葉の壁や国境は表現の障害にはならない。そのボーダーレスな感覚が、夫婦の日常会話や価値観のベースにあることは想像に難くない。